スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正が、AFCアジアカップ敗退後の森保一監督に対する提言について、メディアを通じて自身の意見を発信した理由を説明した。

 日本は今年2月3日開催のイラン戦で敗れ、アジア杯でベスト8という結果に。
優勝が期待されていた中での敗退にファン・サポーターが落胆する中、守田は試合後のインタビューで戦術面におけるチーム全体の約束事を定めるよう、森保監督に訴えるようなコメントを残していた。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月25日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、日本代表OBの内田氏と守田が対談。話題がアジア杯敗退後の発言内容に及ぶと、守田は「この話、終わっているんですけど。代表のスタッフや監督と」と前置きした上で、「(問題発言と)なってしまってもおかしくないような出方をした」と回顧。これに内田氏が「メディアの責任です。すみません」と謝罪している。

 また同選手は提言の内容を訊かれると、「『もっと試合に向けて準備できるものがあったのでは』とか。詳細にもっとこだわりたかった、ということを(言った)」と言葉を選びながら説明。提言の意図について、以下のように説明している。

 「チーム内で起こっていることは、あまり外に出さない方が良い場合は多くて、チーム内で解決できるのであればそうだけど。僕は、ファンとか、サッカー界でいうライト層とか、色々な人たちを巻き込んで盛り上げたい」

 チーム内での従来のやり方に反した守田の意図に、内田氏は「海外に行って、国としての熱量が違うからね。そのあたりは、色々思うこともあるかなと」と頷くと、「プレーしている選手の、今生きている時代のサッカーを、言葉で僕たちに教えてほしいなと思う。
ファン・サポーターも嬉しいと思うし、これからも第二のセルジオ越後さんということで、頑張ってください」と同選手にエールを送った。
編集部おすすめ