ドイツメディア『ASB Zeitung』は今月25日、シュツットガルトの日本ツアーを特集。マーケティング担当であるルーヴェン・カスパー氏の話として、ツアー実施における懸念材料を以下のように綴っている。
「選手たちにとって、日本ツアーができるだけ充実したものになるよう努めている。我々はチャーター便ではなく、一般客とともに定期便で日本へやって来た。長時間のフライトによる負担があるし、日本の夏は酷暑だ。それでもシーズンにむけた準備の一部分にしかすぎないし、この変化が悪いものである必要はない」
岡崎慎司氏やMF遠藤航など、これまで日本人選手を抱えていたシュツットガルト。ただ、2023/24シーズン終了後に日本代表DF伊藤洋輝をバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍により放出。MF原口元気も契約満了により退団している。来日メンバーであるDFチェイス・アンリのトップチーム昇格が取り沙汰される中、カスパー氏は日本人選手獲得の可能性について「日本人選手は我々にとって強力かつ象徴的な存在だ」と語るにとどめたという。
シュツットガルトは2023/24シーズンのブンデスリーガを2位で終了。今季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したが、伊藤をはじめ主力選手の流出が相次いでいるだけに、新戦力やチェイス・アンリなどセカンドチームでプレーしていた選手の台頭が期待される。
今年夏も日本代表MF伊東純也、FW中村敬斗ら擁するスタッド・ランス、MF三笘薫所属のブライトンなど、複数の欧州クラブが日本ツアーを開催。