パラグアイ戦でFW藤尾翔太(町田ゼルビア)のダメ押しゴールをアシストしていた細谷は、マリ戦での先発出場。前半は強靭なフィジカルを武器とする相手に苦しみ、ボールロストも散見されたが、後半になって本領を発揮。藤尾、FW佐藤恵允(ベルダー・ブレーメン)が投入された後は何度もスペースへ飛び出すと、82分に右サイドから持ち上がり、ペナルティエリアにクロスを供給。佐藤のシュートは弾かれたものの、セカンドボールを山本が押し込んだ。
このゴールシーンでは、ハーフウェイライン付近でMFイスフ・シソコを振り切った細谷の突破が話題になっているが、これには『株式会社ミッションスポーツ』の満田哲彦CEO(最高経営責任者)も反応。元電通本社スポーツ局オリパラ室営推部長、元JFAマーケティング担当部長という肩書きを持つ満田氏は、試合後にXで「見直すと、あの時間帯で、アフリカの選手を体とスピードで突き放した、細谷選手のスーパープレー」と絶賛。「外国のスカウトも目をみはったと思う」と、海外クラブからの評価が上がった可能性も指摘している。
さらに満田氏は「日本の子供たち」に向けたメッセージとして、「今日の細谷のドリブルをみて、日本人もアフリカ勢をふっきれるドリブルができるのを感じてほしい。できるんだよ」と訴えるなど、何度も細谷のプレーに熱視線を注いでいる。
細谷の去就を巡っては、2023シーズン終了後に日本代表DF板倉滉、FW福田師王ら擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシアMGからのオファーが報じられたものの、柏に残留。それでも複数のイギリスメディアは、イングランド2部サンダーランドやプレミアリーグ昇格組のサウサンプトンを移籍先候補に挙げている。
また日本代表OBの槙野智章氏は、今年5月19日放送の『ABEMAスポーツタイム』に出演した際に「細谷は日本代表でも注目の選手。