日本代表DF伊藤洋輝は今年夏、VfBシュツットガルトからバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍。ビッグクラブへの移籍を巡り、日本代表OBの槙野智章氏が日本メディアの報道に苦言を呈した一方、SCフライブルク所属MF堂安律は独特な見解を披露。
ボルシアMG所属DF板倉滉は、伊藤の実績を称えている。

 今月5日放送の「ABEMAスポーツタイム」では、MF久保建英(レアル・ソシエダ)をはじめ日本代表選手の移籍報道がトークテーマに。槙野氏は「伊藤のバイエルン移籍はものすごいこと」と前置きした上で、日本国内の報道に落胆している。

 「(日本で)もっと報道されるべき。彼がどれだけ凄いのか、もっと我々メディアが発信しないといけない。(日本人選手が)リバプール、アーセナルにいることが当然すぎて、バイエルンがどれだけすごいビッグクラブなのかが、ちょっとみんなの中で軽視している」

 また、かつてVfLボーフムでプレーしていた北朝鮮代表OBの鄭大世氏は「バイエルンがあまりにもドイツ国内で強すぎる。(ブンデスリーガでプレーする選手は)ドメスティック考えが強い。活躍したら、絶対にバイエルンへ行きたいという夢を持っている。日本のプロ野球で言えば、巨人みたいなチーム。そこに日本人選手が即戦力として行ったわけだから」と、読売ジャイアンツを例にバイエルンの強豪ぶりを説明した。

 一方、伊藤とブンデスリーガの舞台でマッチアップした経験を持つ堂安は、今月2日に板倉との対談動画を自身のYouTubeチャンネルで公開。伊藤のバイエルン移籍について、板倉が「ドイツで評価すごく高いからね。
ましてや、シュツットガルトで2位だから。UEFAチャンピオンズリーグ出場決めているからね」と称えると、堂安は「チーム的に言えば、ステップダウンだからな。価値は違うし、こんなこと言うと、また叩かれるからアレだけど」と反応。これに板倉は「バイエルンはバイエルン。ちゃんと1年間通して試合に出続けた中で勝ち取ってるわけだから」と、バイエルンを特別扱いしいている。
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