同選手は昨年8月に清水エスパルスからブレンビーへ完全移籍。昨季はリーグ戦・プレーオフあわせて26試合に出場して11ゴールをマークしていたが、今季はここまでリーグ戦全4試合でスタメン出場もノーゴール。ワルシャワ戦2ndレグでも積極的にシュートを放ったが、ゴールネットを揺らせず。ペナルティエリアでパスを受けた際、相手選手との接触で倒れたものの、PKを貰えないなど、不運な判定にも見舞われた。
鈴木の去就を巡っては、昨季プレーオフ数試合でVfBシュツットガルトなど複数クラブによるスカウト陣の派遣が報じられるなど、移籍報道が熱を帯びている。またデンマーク紙『Tipsbladet』は先月末、MF堂安律擁するSCフライブルクからのオファーを報道。しかし提示額が5000万デンマーク・クローネ(約11億1000万円)と、要求額の半分程度だっただけに、ブレンビーはこれを却下したとみられる。
そんな中、ブレンビーが欧州カップ戦出場を逃しただけに、ネット上では「鈴木はこのままブレンビーにとどまるべきではない」「UECL敗退は、鈴木唯人にとってもったいない」といった声が。「パリ五輪に参加できなくて、ブレンビーがこの成績だったら移籍した方が良い」などと、パリ五輪U23日本代表への派遣を認めなかったブレンビーに対する不満も湧き起こっている。
なお、鈴木とブレンビーの契約期間は2027年6月まで。本人はインターネット動画配信サービス『DAZN』で先月18日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、「ブレンビーとの契約について細かくは分からないけど、オファーがあればステップアップしたいというのは、みんな思っていることなので。色々な国でプレーできる選手になりたい」とステップアップ移籍への意欲を見せている。