徳島ヴォルティス元監督であるベニャート・ラバイン氏が、将来的なJリーグ再挑戦に意欲を見せている模様。現在、カタール1部アル・ワクラSCのアシスタントコーチとして、元浦和レッズ所属DFアレクサンダー・ショルツの指導に当たっているほか、かつてレアル・ソシエダで仕事をしていただけに、日本代表MF久保建英の去就にも注目していた。


 ラバイン氏はU17スペイン代表やレアル・マドリード下部組織などで分析官を担当。2018年から4年以上にわたりソシエダの分析チーム責任者を務めたが、徳島を率いるまでは監督経験が無かった。徳島にはダニエル・ポヤトス(現ガンバ大阪監督)の後任としてやって来たが、成績不振により2023シーズン途中で解任。およそ1年にわたりフリーの身だったが、2024年夏にアル・ワクラSCへ新天地を求めている。

 そんなラバイン氏は21日にXを更新。徳島時代の動画をアップするとともに、「時間が経つのは本当に早いですね! 今日で日本を離れてからちょうど一年が経ちました」と綴った上で、「日本のサッカー、人々、文化、そして日本そのものに恋をしました。 家族と私は、また必ず日本で共に過ごし、その感動を再び味わえると確信しています!」と、Jリーグ再挑戦に前向きな姿勢を見せている。

 日本では、久保を高く評価したことで注目を集めていたラバイン氏。インターネット動画配信サービス『DAZN』で2023年4月放送の「ラ・リーガ・フリークス」に出演した際には、日本代表アタッカーについて「彼は人一倍強い向上心を持っているし、これからも成長できる」とメンタリティーを絶賛。「彼は間違いなくビッグクラブでプレーできる」とステップアップ移籍を後押ししていた。MF遠藤航所属リバプールへの移籍が取り沙汰されているだけに、徳島元監督とともに久保の今後にも注目が集まる。
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