MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)ロサンゼルス・ギャラクシー所属DF吉田麻也が、日本代表時代のチームメイトである内田篤人氏と対談。Jリーグ復帰の可能性や、現役引退後のキャリアについて語っている。


 3度のFIFAワールドカップ出場経験をもつ吉田は、名古屋グランパス、VVVフェンロ、サウサンプトン、サンプドリア、シャルケと渡り歩き、2023年8月からロサンゼルス・ギャラクシーでプレー。2022年6月には一般社団法人日本プロサッカー選手会(JPFA)の会長に就任すると、2024年8月にはアスリートのプライバシー保護に関する声明で注目を集めていた。

 同選手はインターネット動画配信サービス『DAZN』で8月29日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』に出演。現所属クラブとの契約期間が2024シーズン終了後までであるなか、内田氏から「ずっとアメリカにいるの?Jリーグに戻って来ないの?」と訊かれると、「オファーがない。でも俺は全世界ベースでオープン。この年齢になったら『次どうするの?』と色々な人から訊かれるけど、次とか考えていない。毎週毎週にアジャストすることを考えている」とキッパリ。現所属クラブでのプレーに集中していることを強調した。

 そして話題が現役引退後のキャリアに及ぶと、吉田氏は「監督は興味あるけど、昔から好奇心旺盛だから、やりたいことがたくさんある。フロントや協会にも興味がある」とコメント。

 これに内田氏が「マヤは協会とか、現場じゃない側だと思う」とアドバイスを送った上で、「現場で仕事できる元サッカー選手はいるけど、ビジネスや環境を整えるようなことができるような人材がいない」と私見を述べる。

 この内田氏の発言に対して、吉田は「(ビジネスや環境を整えるようなことができるような人がいないのは)なぜか分かる?カネにならないんだよ。
監督や解説者の方が圧倒的に稼げる」と、サッカー選手のセカンドキャリアに関する現状を説明。「理想はそういう部分を気にしないで、自分がやりたいことに没頭したい」と自身の思いを語った。
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