愛媛FCは9月2日、元日本代表DF森脇良太が2024シーズン限りで現役を引退すると公式発表。サンフレッチェ広島浦和レッズ、京都サンガと渡り歩いてきたベテラン選手に対する労いのメッセージが多く寄せられるなか、一部から批判の声が。
浦和時代の振る舞いが再び話題になっている。

 2013年に広島から浦和へ移籍した森脇。槙野智章氏らとともに浦和の守備陣を支え、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)など複数のタイトル獲得に貢献。2020年に京都へ移籍するまで、通算255試合の出場で14ゴール20アシストと、浦和の漢としてファン・サポーターから絶大な支持を得ていた。

 ただ2017年5月4日に埼玉スタジアムで行われたJ1第10節・鹿島アントラーズ戦では、79分にMF土居聖真とFW興梠慎三によるボールの奪い合いをきっかけに乱闘騒ぎが発生したが、その際に森脇と小笠原満男が激しく口論。小笠原は試合後、森脇がMFレオ・シルバに対して不適切な発言をしたと主張。Jリーグは森脇に対して2試合の出場停止処分を下していた。

 この一件もあり、現役引退を発表した森脇に対して「個人的にレオ・シルバの件は許せない」「嫌いな選手だった」「あの発言で印象悪くなった」「あの発言は一生許さないからな」といった否定的な声が殺到。今もなお、レオ・シルバに対する行為を許さないファン・サポーターが一定数存在するようだ。

 ただそれでも、一部の鹿島サポーターから「レッズ時代の森脇さんには思うところがありますが。熱い方でJリーグを盛り上げてきましたよね。お疲れ様でした」といったメッセージも。
Jリーグの舞台で実績を積み重ねてきた同選手の明るいキャラクターもクローズアップされている。
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