9月11日、天皇杯(JFA第104回全日本サッカー選手権大会)準々決勝の1試合がエディオンピースウイング広島で開催され、大会最多の出場回数72を誇るサンフレッチェ広島と6度目の優勝を目指すガンバ大阪が対戦。1-2で競り勝ったG大阪がベスト4一番乗りを決めた。


 試合序盤から攻勢をかけていた広島であったが、先制点はG大阪に。前半14分、FWウェルトンが左からのカットインから横パスを展開。ペナルティエリア付近でボールを受けたMF山田康太がワントラップで右足を振り抜きゴールネットを揺らした。しかしその2分後、G大阪の最終ラインでのパスミスから広島にボールが渡ると、FW加藤陸次樹が放った強烈な一撃が左隅のゴールネットを揺らし、すぐさま同点に追いつく。

 後半に入り、流れを掴めないG大阪は70分に3枚替えを敢行。MFダワン、MF福田湧矢、FW宇佐美貴史が投入されると遂に試合が動く。先制点と同じく、ウェルトンが左サイドから中へ切り込み横パスを展開。パスを受けたDF岸本武流が思い切り振り抜いたボールはゴールネットに吸い込まれ、G大阪が遂に勝ち越しに成功。

 同点に追いつきたい広島は、元ポルトガル代表のFWゴンサロ・パシエンシア、MF川辺駿、MF柏好文を投入するもG大阪の牙城を崩すことが出来ず万事休す。

 勝利したG大阪は4大会ぶりのベスト4となり、9大会ぶりの優勝まであと2勝としている。

天皇杯準々決勝:サンフレッチェ広島1-2ガンバ大阪戦の得点者

  • 前半14分:山田康太(G大阪)
  • 前半16分:加藤陸次樹(広島)
  • 後半34分:岸本武流(G大阪)
その他、準々決勝対戦カード

  • 9月18日(水)京都サンガVSジェフユナイテッド千葉
  • 9月25日(水)横浜F・マリノスVSレノファ山口
  • 9月25日(水)鹿島アントラーズVSヴィッセル神戸
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