正守護神のGK大迫敬介を日本代表招集により欠いていた広島は、9月8日のYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦(対名古屋グランパス)でPK戦の末に敗れると、11日の天皇杯準々決勝でもガンバ大阪に1-2と敗北。コンディションが万全でない元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアが途中出場するなど、苦しい起用が続くなか、14日のJ1第30節でも鹿島アントラーズに2-2と引き分けて、首位の座を町田ゼルビアに明け渡した。
一部報道によると、スキッベ監督は代表ウィーク期間中の過密日程に不満を抱いている模様。G大阪戦後につづき、鹿島戦後も「日本サッカー協会、Jリーグにうまく日程を組んでもらえなかった」という主旨のコメントを残したという。
ルヴァンカップ準々決勝で一部選手を代表招集により欠いた広島や町田が敗退しただけに、代表ウィークにおける公式戦の開催に対して、森保監督は「日程面で難しい部分はあると思うが、各クラブが痛い思いをして代表に選手を出さなくても良いように、日程の部分もより色々な方に考えていただきたい」などと発言したという。
この森保監督のコメントを受けて、ネット上では賛同の意見が挙がる一方で、「使いもしないサイドバックや第3GKは招集しなければ良いのでは?」「森保監督が好きな海外組でメンバーを固めたらいいのでは?」「国内組を呼ばなきゃ良いだけじゃないの?」といった批判も。中には「広島が敗退したけど、GKを代表に呼んで使わなかったのは、過去広島の監督をしていた森保さん」などと皮肉交じりのコメントも見受けられる。
なお9月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合において、国内組は大迫、GK谷晃生(町田)、DF長友佑都(FC東京)、DF中山雄太(町田)、FW細谷真大(柏レイソル)に出番なし。DF望月ヘンリー海輝(町田)はバーレーン戦前に負傷していた。