今季ここまでJ1リーグで3試合に出場していた徳田。強靭なフィジカルや長身を活かしたプレーでファン・サポーターの注目を集めるなか、広島戦では74分からピッチに立つと、82分にFW鈴木優磨のパスを受けた後に反転シュートからゴールネットを揺らした。
内田篤人氏が持つ17歳11か月22日というクラブ最年少ゴール記録を塗り替えただけに、徳田の活躍は小野伸二氏をはじめ日本代表OBの間でも話題になっている。
そんななか、海外のサッカーサイト『Diamonds of Football』は18日、全世界を対象として「週刊ベストヤングプレーヤー」として徳田やFWラミン・ヤマル(バルセロナ)ら4選手を選出。鹿島所属FWについて「広島戦で16分間プレー。3本のシュートを放ち、1ゴールをマーク。パス成功率は57%であり、デュエルでは6回中5度勝利した」と綴っている。
この徳田の鮮烈なパフォーマンスには、ブラジルメディア『グローボ』も関心。同メディアは9月15日にセンターフォワードを本職とする日本人選手を特集しているが、17歳のストライカーについて「2028年に行われるロサンゼルス五輪の日本代表候補が現れ始めている」と評価。FW後藤啓介(アンデルレヒト)やFW塩貝健人(ナイメヘン)を同世代のライバルとして紹介した上で、将来的な日本代表入りを予想している。
ロス五輪世代の後藤は、現在ジュビロ磐田からベルギー1部RSCアンデルレヒトへ期限付き移籍中。今季もセカンドチームのRSCAフューチャーズでプレーしているが、ベルギー2部リーグ4試合の出場で3ゴールと結果を残している。
また塩貝は横浜F・マリノスの特別指定選手だったが、8月28日にNECナイメヘンへ加入。9月4日の練習試合で移籍後初ゴールを挙げたが、現地では将来日本代表FW小川航基とポジション争いを演じるだけの逸材として注目されている。