鹿島アントラーズ所属の知念慶は、フォワードからボランチへ転向したことで話題に。今季ここまでMF佐野海舟やMF三竿健斗と中盤でコンビを組んでいるが、川崎フロンターレ時代のチームメイトが同選手の日本代表入りを望んでいるようだ。


 川崎や大分トリニータ在籍時はストライカーとしてプレーしていた知念。川崎ではFW小林悠やFWレアンドロ・ダミアンの控えに甘んじると、2022シーズン終了後に鹿島へ完全移籍。鹿島加入1年目は前線で主にFW鈴木優磨と2トップコンビを組んでいた。

 しかし2023シーズン終了後にランコ・ポポヴィッチ氏が監督に就任すると、今季からボランチへ転向。リーグ戦25試合のスタメン出場で2ゴール2アシストと、ボール奪取能力をいかんなく発揮し、チームの上位進出に大きく貢献している。

 そんな知念のポテンシャルに脱帽したのが、昨季まで川崎でプレーしていたFW宮代大聖(現ヴィッセル神戸)だ。同選手は元Jリーガーである島川俊郎氏との対談で、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)やMF三笘薫(ブライトン)など、川崎時代のチームメイトに言及している。

 この対談の様子は島川氏のYouTubeチャンネルで9月8日に公開されているが、同選手は知念について「彼はバケモノ」と規格外の能力を強調した上で、「初めて対戦したときに『ちょっと勝てないかもな』と思った。(今までのキャリアで)かなり苦戦とかもしていたと思うけど、結局ボランチであんなに…エグって(思った)」と語っている。

 また大分在籍時の2020シーズンに知念とチームメイトだった島川氏が、「(知念は)ボランチで日本代表いってほしいね」と呟くと、宮代は「いけるでしょという感じ。ボランチの知念君と対戦して、1年目のボランチとは思えなかった」と元チームメイトのクオリティーを高く評価している。

 日本代表の中盤では、MF遠藤航(リバプール)やMF守田英正(スポルティングCP)らがレギュラーに定着。
これまで佐野海舟やMF伊藤敦樹(浦和レッズ)らが招集されてきたが、いずれも森保ジャパンのメンバーに定着していない。中盤でタレント揃いとはいえ、一部では知念など国内組の台頭が期待されている。
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