ジュビロ磐田は10月6日に行われた明治安田J1リーグ第33節で、サンフレッチェ広島に1-2と敗北。試合後、ホームゴール裏における横内昭展監督やGK川島永嗣ら一部選手の行為が話題になっている。


 ヤマハスタジアム開催の一戦では、前半41分にDF佐々木翔のゴールで先制を許すも、後半7分にDF松原后のゴールで同点に。FW渡邉りょうの投入で逆転を狙ったが、同33分にFW加藤陸次樹にゴールネットを揺らされると、その後に途中出場したFWマテウス・ペイショットやMFブルーノ・ジョゼらが不発。ホームゲームで勝ち点0という結果に終わり、J1残留ラインである17位京都サンガとの勝ち点差は6となっている。

 Xでは、試合後にホームゴール裏のサポーターの前でエキサイトする横内監督の様子が拡散。投稿動画ではサポーターの発言内容が確認できないが、指揮官は強い口調で一部のサポーターに言葉を発している。また渡邉や川島など、一部の選手はホームゴール裏に駆けつけ、横内監督をなだめていた。

 この指揮官の行動には「横内監督にしては珍しい」「誰か何か言ったのかな?」といった声が挙がる一方で、「横内監督は必ず残留させてくれる」「横内監督とともにJ1残留するぞ!」と前向きなメッセージが多く寄せられている。

 ただ一方で、ネット上では磐田所属選手や監督、クラブに対する過度な批判や誹謗中傷投稿も。一部のファン・サポーターからは、誹謗中傷メッセージの投稿主に法的措置を講じるように求める声も挙がっている。

 磐田はJ2降格が現実味を帯びているだけに、広島戦後に緊急声明を発表。「本日の試合結果を含め、皆様のご期待に応えることができず、多大なるご心配をおかけしていることを、クラブを代表して深くお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「残り6試合、1試合も落とせない状況ですが、横内昭展監督の指揮のもと、クラブの誇りを胸に、クラブ一丸となって、最後の1秒まで戦い抜き、必ずJ1残留を掴み取ります」と横内監督続投の方針を打ち出している。
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