10月10日に行われた2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本代表はサウジアラビア代表を2-0で下し、グループCの首位を維持した。日本は同最終予選3試合で14ゴールを記録。
前ステージの結果も加えると、9試合で38ゴール失点はゼロという驚異的な数字を叩き出している。

 そんな中、世界的なスポーツメディア『ESPN』は「アジア予選の予測不能な状況の中で、唯一確かなのは日本の成功だけだ」と、日本について分析。イングランドを拠点とするMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、FW大橋祐紀(ブラックバーン・ローヴァーズ)、DF菅原由勢(サウサンプトン)がピッチに立つことすらできなかった事実に注目し、これは森保一監督の新システム【3-4-2-1】が大成功を収め、チーム内の競争が激化している証拠だと述べている。

 MF鎌田大地(クリスタル・パレス)やFW伊東純也、FW中村敬斗(共にスタッド・ランス)、FW久保建英(レアル・ソシエダ)、FW前田大然(セルティック)など攻撃的な選手を積極的に起用し、ベンチメンバーに強力なオプションが揃っている日本。控えから投入された選手たちも試合の流れを変える力を発揮しており、チーム層の厚さが際立っていると述べられた。10月15日にはオーストラリア代表に試練が訪れると締めくくられている。

 最終予選開幕前は「死のグループ」と称されたグループCにおいて、圧倒的な強さを発揮する日本代表に、世界中のメディアからの称賛の声は当分続きそうだ。
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