神村学園高等部のU18日本代表FW名和田我空は、浦和レッズガンバ大阪にくわえて、10月中旬からデンマーク1部ブレンビーIFのトレーニングに参加。現地メディアが同クラブ所属MF鈴木唯人を上回る逸材として評価したほか、欧州移籍の可能性を占っている。


 現在高校3年生の名和田は、サウサンプトン加入内定の日章学園高校FW高岡伶颯と並ぶ世代屈指のアタッカー。2023年にU17日本代表の一員としてFIFA U17ワールドカップに参戦すると、強豪スペインからゴールを奪うなど、国際舞台でも結果を残している。

 2024年2,3月には浦和、G大阪のトレーニングに参加していた名和田だが、Jリーグを経由せず海外へ挑戦する可能性も。デンマークメディア『3ポイント』が22日に伝えたところによると、同選手は10月中旬からブレンビーIF・U19チームのトライアルトレーニングに参加。好成績を収め、19日にトップチームのトレーニングに合流したという。

 この報道を受けて、デンマーク紙『Tipsbladet』は23日に「鈴木の成功をうけて、ブレンビーが名和田に注目しているのは驚くべきことではない」とリポート。

 年代別代表における実績を紹介した上で、「名和田は鈴木と同じような特徴を兼ね備えているが、長期的には名和田の方が可能性がある。彼の最も優れた点はプレースピードの速さ、チャンスを生み出してゴールを決める能力だ」と評している。

 また同選手がブレンビーへ正式加入する可能性については、「彼の獲得で、移籍金を支払う必要がないため、複数の欧州クラブが関心を寄せている。(獲得する場合、)ブレンビーは急ぐ必要がある」と、高卒での欧州挑戦が濃厚との見方を示した。
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