アヤックス・アムステルダム(オランダ)は、現地11月28日にレアル・ソシエダのホーム、レアレ・アレーナで行われるUEFAヨーロッパリーグの試合に、自チームのサポーターを同行させることができないと公式ウェブサイトで発表した。

 日本代表FW久保建英が所属するソシエダが、ホームスタジアムにアヤックスのファンを受け入れない方針を決めたようだ。
最初はアムステルダムからのファンも歓迎されていたが、今では状況が変わり、ソシエダはアヤックスに対し「アウェイ席のチケットを提供しない意向である」との通知をしたとのこと。

 この通知は、当然だがオランダの首都では好意的には受け取られなかった。アヤックスはこの決定に関する初期の兆候が以前からあったと主張しており、過去数週間にわたってUEFA(欧州サッカー連盟)、ソシエダ、そして地元当局と複数回にわたって試合の運営について協議してきたようだ。

 ソシエダがこの決定を下した理由だが、過去に他の海外チームのサポーターがスタジアムでトラブルを引き起こしたことが背景にあるようだ。特に最近の例として、RSCアンデルレヒト(ベルギー)のサポーターがスタンドから物を投げたり、セキュリティに抵抗したりするなどの暴力的な行動があり、混乱を引き起こした。こうした経験が、安全を確保するためにアウェーファンの入場を禁止する判断につながったとのことだ​。

 アヤックス側は、UEFAにこの問題を提起し状況の改善を目指しており、今後の成り行きに注目が集まっている。
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