ドイツ1部のフライブルクに所属する日本代表FW堂安律に再び移籍の可能性が浮上し、その移籍金をめぐって注目を集めている。

 26歳の堂安には複数のクラブが関心を示しており、ジャーナリストのフロリアン・プレッテンベルク氏によると、移籍金は約2000万ユーロ(約33億1,791万円)に設定されているとのこと。
もし移籍が成立すれば、フライブルクは堂安獲得時の約850万ユーロ(約14億1,011万円)から大幅な利益を得ることになる。

 さらに堂安の移籍が成立すれば、国際移籍における連帯貢献金制度に基づき、かつて彼が在籍したオランダのPSVアイントホーフェン(2019-2022)とフローニンゲン(2018-2019)にも“おこぼれ”として一定割合の金額が回る仕組みだ。具体的には、フローニンゲンが20万ユーロ(約3,317万円)、PSVには10万ユーロ(約1,658万円)が支払われる見込みで、彼の成長とともに元クラブにも思わぬ収入がもたらされるようだ。

 堂安は2017年にフローニンゲンに加入し、1年のレンタル期間を経てわずか約170万ユーロ(約2億8,207万円)でJ1のガンバ大阪から完全移籍。その後、PSVが750万ユーロ(約12億4,446万円)で彼を引き抜き、堂安はオランダで計64試合に出場した。

 その後2022年に現在のフライブルクへと移籍し、初年度からチームの主力として活躍。昨2023/24シーズンは42試合で9ゴール7アシストを記録し、今2024/25シーズンも9試合で4ゴール1アシストを挙げるなど、着実に成長を続けている。

 一方、フライブルクは堂安の市場価値上昇を背景に移籍金を2000万ユーロに設定したが、実際のオファーは1500万ユーロ(約24億8,892万円)前後が現実的だとも見られている。堂安のプレーが様々なクラブの興味を引き付けているようで、冬の移籍市場での移籍の行方に注目が集まっている。
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