スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンは、ペア・マティアス・ヘグモ氏の監督解任後、浦和レッズ退団が取りざたされていたが、ここに来て状況が一変する可能性も。クラブは契約延長を希望しているという。


 2023年までヘグモ監督のもと、スウェーデン1部BKヘッケンでプレーしていたグスタフソン。同シーズン終了後にヘッケンから浦和へ完全移籍すると、来日1年目はヘグモ監督が解任されるまでリーグ戦19試合の出場で2ゴール2アシストをマーク。監督交代後は怪我の影響もあり、リーグ戦8試合中4試合のスタメン出場となっている。

 グスタフソンの去就を巡っては先日、古巣のBKヘッケンやハンマルビーなど、スウェーデン国内複数クラブからの関心が報じられた。また本人は10月中旬、スウェーデン紙『sportbladet』のインタビューに応じた際、自身の今後について「家(母国)にいるときは、外(海外)に行きたくなるし、外にいるときは家に帰りたくなる。落ち着けないんだ。来年や再来年、引退後に何をしたいか考えている」と語っていた。

 しかし、スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は11月1日に「浦和がグスタフソンとの契約更新を望んでいる」とリポート。同選手を取り巻く現状について、以下のように綴っている。

 「ヘグモ監督が解任され、マチェイ・スコルジャ監督との間に問題があるなか、退団の可能性が報じられたが、状況は一変。直近数試合でスコルジャ監督から高い評価を得ているため、契約延長のオファーがあった。(新契約の)年俸は800万スウェーデン・クローネ(約1億1400万円)だが、ハンマルビーはこれに対抗するのは難しいとして、獲得を断念した」

 チームがJ1残留争いを強いられるなか、スコルジャ監督からの信頼を得つつあるグスタフソン。
浦和は同選手に残留要請したとみられるが、母国復帰の可能性を排除していない選手サイドの意向に変化があるかが、今後の焦点となりそうだ。
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