
本展では八谷和彦や中ザワヒデキらによるメディアアートを代表する90年代の作品や先端技術を用いた作品、研究機関で進行中のプロジェクトなどを展示。プラプラックス、ucnv、和田永、evala+鈴木昭男らは新作を披露する。その他、早稲田大学生命美学プラットフォーム「生命美学オープンラボ」が会期中4回の展示替えを行なう。また、新進クリエーターを取り上げる「エマージェンシーズ!」コーナーでは、今年度1組目として池内啓人「プラモデルによる空想具現化」が紹介される。
展示以外に、アーティストトーク、シンポジウム、ワークショップや作品解説ツアーなどを実施。初日にはインタラクティブ作品を発表しているアーティスト、ノヴァ・ジャン(Nova Jiang)と元医師の美術家・中ザワヒデキによるトークイベント、26日にはイッセイミヤケ13-14AWコレクションショーに登場した「オープンリールアンサンブル(Open Reel Ensemble)」のパフォーマンスが行われる。
ICCはNTT東日本が運営する文化施設。バーチャルリアリティー作品やメディアアート作品の展示をメインに行っている。10ヶ月にわたるオープン・スペース展の他、企画展も実施。今年9月にはパフューム(Perfume)の舞台演出などを手掛けるライゾマティクスの展覧会を予定。2010、11年展では、音楽家・渋谷慶一郎+evalaによる初音ミクオペラへとつながるサウンドインスタレーション作品も紹介された。