「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」が5月23日、メンズ・ウィメンズ合同ショーを東京で開催した。日本でランウェイショーを開催するのは初めてで、またブランドの200年の歴史の中でも大規模なショーを行うのは3回目。
ショーは、ブルックス ブラザーズの日本上陸40周年を記念して開催。「日本とアメリカの関係性を象徴する場所」として野球場が会場に選ばれた。日本とアメリカの両者にとって親しみ深い"野球"の要素は会場だけではなく、コレクションにも色濃く反映。侍ジャパン仕様のベースボールシャツをはじめ、ベースボールキャップやグローブなど、野球モチーフのアイテムがメンズ・ウィメンズともに多く披露された。
ランウェイとなったグラウンドは会場内に設置された照明が煌々と照らし、ナイターさながらの雰囲気。
ショー前半ではジャケットなどトラディショナルなアイテムにフーディやスリープウェア、チルデンニット、ベースボールキャップ、ブルゾン、バックパックなどを合わせカジュアルダウンしたルックが登場。対象的に、後半ではベルベット素材のスーツやタキシード、シークインドレスといったフォーマルな装いが続き、幅広いスタイリングでブランドが持つ様々な男女像を提案した。また、ラストルックに登場したタキシードを着たメンズモデルが手にしていたのは、ファーストルックと同じくバットとボール。野球少年の成長を思わせる演出となった。
会場のフロントロウでは、ウィメンズのクリエイティブディレクターを務めるザック・ポーゼン(Zac Posen)もショーを観覧。
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