第93回「装苑賞」は日本の伝統美術に着想した中国出身のソン・セイに栄冠、森永邦彦が審査に初参加

第93回「装苑賞」は日本の伝統美術に着想した中国出身のソン・セイに栄冠、森永邦彦が審査に初参加
装苑賞を受賞したソン・セイと作品 Image by: FASHIONSNAP.COM

 ファッションコンテスト「装苑賞」の第93回公開審査会が、文化学園遠藤記念館大ホールで開催された。装苑賞は、日本の伝統美術に着想した作品を発表した中国出身のソン・セイが受賞。トロフィーと賞金100万円、パリへの往復渡航券などが贈呈された。

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 装苑賞は日本初のファッションデザイナーの新人賞として1956年に設立。審査員には岩谷俊和やコシノジュンコ、高島一精、津森千里、廣川玉枝、皆川明、三原康裕が名を連ね、今年から「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦が加わった。公開審査会では、2次審査を通過した16組がそれぞれのコンセプトを掲げた作品各3体をショー形式で披露。なお皆川は都合により欠席した。

 大賞の装苑賞を受賞したソンは1984年生まれで、文化学園大学服装学部服装造形学科を卒業。現在はアパレル会社に勤務している。公開審査会で発表した作品は、ソンが日本の伝統文化を研究するなかで出会った美術ジャンル「上下絵」に着想。万物を多面的に見ることで世界の捉え方が広がることを服で表現したという。6角形のパーツをつなぎ合わせ無縫製で仕立てた作品は、上下、前後を入れ替えても着用できるようになっている。

 三原は「ひとつひとつのパーふすツに向き合う姿勢や、制作に対する哲学的な姿勢が伝わる作品。良い意味で"見ていて面白い醜さ"があり、そこを詰めていく将来性も感じられました」とソンを評価。どんなデザイナーになりたいかの問いに対してソンは「伝統と現代の面白い部分を独自の視点で融合した服を作れるデザイナーになりたい。今回の受賞はひとつのきっかけなので、頑張りたいと思います」と意欲を示した。


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