一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)が主催する東京ファッションウィークの冠スポンサーに、楽天が決定した。前回まで冠スポンサーを務めたアマゾン ジャパン合同会社(Amazon Japan)に代わり、次回の10月開催予定の2020年春夏シーズンからイベントの名称が「Rakuten Fashion Week TOKYO」に変更になる。

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 アマゾン ジャパンは2016年7月から東京ファッションウィークの冠スポンサーを務め、2019年3月に開催したファッションウィークまで計6シーズンにわたりイベントの開催をサポート。2017年3月からは東京発のブランドを支援するプログラム「AT TOKYO」を毎シーズン実施するなど国内ブランドに活躍の場を提供してきた。

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 楽天はインターネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、総合旅行サイト「楽天トラベル」やネットバング「楽天銀行」などを展開するほか、2014年からはフリーマーケットアプリ「ラクマ」を運営2016年にFablic社を買収するとともに同社が手掛けるフリーマーケットアプリ「フリル」を傘下に収め、2018年2月にフリルをラクマに統合し、サービスを一本化した。

 冠スポンサー就任について楽天の代表取締役会長兼社長三木谷浩史氏は「冠スポンサー契約を通じて、日本のファッションシーンの活性化に取り組むことができることを大変うれしく思います。楽天のECサービスにおいても、ファッションは急成長している分野の1つです」とコメント。

国内のECモールやオンライン事業のノウハウを活かして日本のファッションを国内外に発信し、ファッション業界をエンパワーメントしながら刺激的な体験をユーザーに提供していくという。また、8月1日にパシフィコ横浜で開催された「Rakuten Optimism 2019」では冠スポンサーの就任にあわせて、今後の東京ファッションウィークの日程について発表。2020年春夏シーズンは10月14日から20日まで、2020年秋冬シーズンは来年3月16日から21日まで開催する。

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