衣服生産プラットフォーム「シタテル(sitateru)」を展開するシタテルは繊維専門商社ヤギと協業し、海外のアパレルブランドがオンラインで日本国内の工場に衣服生産を発注できる新サービス「ヤギ ソースエンジン(YAGI SOURCE ENGINE)」の提供を開始した。

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 シタテルは今年6月にヤギなど数社を引受先とした第三者割当増資を実施

資本提携先が持つノウハウを活かしていくとしていた。ヤギは2013年にアメリカ・ロサンゼルスの縫製工場SOCAL GARMENTに出資し、海外進出している。

 今回の新サービスでは、シタテルが国内の生産者と海外ブランドをつなぐシステムを提供し、国内生産および管理を担当。ヤギは、アメリカにおいて培ってきたマーケティングやオンライン上でのOEMの相談、顧客対応、カスタマイズ発注のシステム運用を手掛ける。

 サービス第1弾として、岡山県産のデニム生地と加工技術を提供。50着程度の小ロットから注文が可能となる。

両社は同サービスを通じて、日本の衣服生産技術や高品質な生地の海外発信に貢献する考えだ。