ポーラ ミュージアム アネックスでポーラ銀座ビル開業10周年を記念し、マルク・シャガール(Marc Chagall)の展覧会「マルク・シャガール - 夢を綴る」が開催される。会期は10月4日から11月4日まで。

【あわせて読みたい】バンクシーの展覧会が日本初開催へ、ステンシルアート作品などを公開

【画像をもっと見る】

 シャガールは1887年にロシア帝国統治下にあったヴィテブスク郊外(現べラルーシ共和国)のユダヤ教徒の家に生まれた。1912年からモンパルナスの「ラ・リュッシュ」(=蜂の巣)と呼ばれる集合住宅兼アトリエに住み、多くの芸術家と交流。当時、パリで隆盛していた「キュビスム」を取り入れつつも、独自の幻想的な世界を開拓し、詩人アポリネールの高い評価を得た。1930年代から1940年代にはナチスによるユダヤ人迫害から逃れるため、アメリカへ亡命。ニューヨークを拠点に舞台芸術にも参加し、高評価を獲得した。1985年に97歳で逝去。

現在は20世紀を代表する画家の一人として知られており、美しい色使いから「色彩の魔術師」と呼ばれている。

 同展では、ポーラ美術館収蔵の「恋人たちとマーガレットの花」を含む油彩画7点と、古代ギリシャの恋物語をリトグラフで表現した挿絵本「ダフニスとクロエ」を展示する。

■マルク・シャガール — 夢を綴る会期:2019年10月4日(金)~11月4日(月・祝)休館日:10月7日(月)、15日(火)、28日(月)開館時間:11:00~20:00 (入場は19:30まで)入場料:無料会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル3階公式サイト