パリ進出と出産を経験して変化は?「ステア」20年春夏は曖昧で不完全なものに宿る美を追求

 デザイナー武笠綾子が手掛ける「ステア(STAIR)」が11月15日の今日、1年ぶりとなるショーをPACIFIC ARTS AOYAMA MORIO'S STUDIOで開催した。2020年春夏コレクションのテーマは「SIGHT」。曖昧で不完全なものに宿る美と感情の移ろいをアイテムで表現したという。

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パリ進出と出産を経験して変化は?「ステア」20年春夏は曖昧で不完全なものに宿る美を追求
STAIR 2020年春夏コレクション ©︎FASHIONSNAP.COM

 コレクション製作はパターンメイキングからスタートするというステア。その時々の気分に沿って、シルエットを組み立てていくという武笠は、今シーズン肩パッドを入れたノースリーブトップスや、ウエストで生地をつまみドレープを作りボトムスにかけて流れるようにプリーツを入れたワンピースなど、リアルクローズでありながらも新しさを感じられるフォルムを追求したという。

パリ進出と出産を経験して変化は?「ステア」20年春夏は曖昧で不完全なものに宿る美を追求
中に着たワンピースはほぐし織りを用いたテキスタイル

 また、山梨県富士吉田で作った経糸の模様が少しずつズレて、ぼかしたような風合いが出る「ほぐし織り」のテキスタイルといった日本の伝統技法を駆使するなどして、ほとんどの素材をオリジナルで製作。柄にはモアレや花のモチーフを採用することで、コレクションに華を添えた。

 2020年春夏コレクションから「アンリアレイジ(ANREALAGE)」などを担当するセールスTHE ALPHABETと契約し、初めてパリで展示会を開催。武笠は「良かった部分も課題も見つかり、為になる出展だった」と振り返る。主な課題は発表の時期とMD構成とし、ワンピースやドレスなど女性らしい繊細なアイテムを求める日本の市場と、スーツやシャツなどスタイリッシュなアイテムを求める海外市場とのギャップに適応させた商品構成を目指すという。


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