東京都の支援および経済産業省の後援により開催される国内最大級のファッション・アートイベント「東京クリエイティブサロン(TOKYO CREATIVE SALON)」の概要が発表された。東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うインバウンド需要の高まりを見越し、初回開催日程は2020年3月15日から31日までの17日間に決定。

発表会には、統括実行委員長に就任したオンワードホールディングスの廣内武名誉会長と、小池百合子東京都知事登壇した。

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 東京クリエイティブサロンは、日本のクリエイティビティーを東京から世界に発信することを目的に、日本アパレル・ファッション産業協会が立ち上げた。ファッションを中心にアートや音楽、フード、カルチャーなどのイベントを同時期に展開することで、都全体で産業の活性化を促進し、東京をパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンに次ぐファッション都市に位置付けることを目指すという。

 開催期間中は、日本橋、丸の内、銀座、渋谷、代官山の5ヶ所でBtoCイベントを中心に国内外から注目を集めるプログラムを展開する予定。各エリアの代表企業として、三菱不動産(日本橋エリア)、三菱地所(丸の内エリア)、三越伊勢丹ホールディングス(銀座エリア)、東急(渋谷エリア)が参画し、オンワードホールディングスは代官山エリアを統括する。現時点では、渋谷エリアのプログラムとして、「渋谷ファッションウイーク」が東京クリエイティブサロンと協業することが決定しており、具体的な連動施策は今後発表するという。

 小池知事は同サロンについて「各エリアが刺激し合い、東京全体でファッションやアートといったクリエイティブを発信していくことを楽しみにしています」と期待を寄せた。

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