ドイツの高級自動車メーカー「ポルシェ(Porsche)」が11月20日、初のフル電動スポーツカー「タイカン」のジャパンプレミアを都内で開催した。今年9月にワールドプレミアで発表したモデルで、日本で公開されるのは今回が初となる。
【こちらもチェック】ポルシェのカーシェアリング付きマンション誕生、新車の「マカン」など提供タイカンは、ポルシェのクラシックモデルを想起させるデザインと最新テクノロジーを融合した新型モデル。前後に搭載した2基の電気モーターにより、トップグレードの「タイカンターボS」では最大761psを実現し、0~100km/h加速を2.8秒で駆け抜ける。車両のインテリアは初代「911」を彷彿とさせるデザインに仕上げ、16.8inchの大型ディスプレイと10.9inchのセンターディスプレイを採用。スマートフォンからドアの施錠状態や駐車位置を確認できるコネクテッド機能やボイスコントロールを備えた「Porsche Connect」を装備したほか、Apple Musicを車両の機能として世界で初めて搭載した。タッチスクリーンを操作することで5,000万曲以上の楽曲が楽しめる。

「タイカン」の車内
ジャパンプレミアに登壇したポルシェ ジャパンのミヒャエル・キルシュ代表取締役社長は、タイカンの披露にあたり「タイカンはテクノロジーとデザインが融合した超高度なデジタルカー。時代と共に馬車から自動車へ、携帯電話からスマートフォンへと移行してきた事と同様に、革命的な変化を迎える瞬間だと思っている」と話した。アメリカやドイツなど一部の国では先行で受注を開始しており、日本での発売は来春を予定。11月20日の今日からタイカンの購入に興味のある人を対象にした「期間限定タイカン予約プログラム」を日本国内で開始しており、専用ページからプログラムに申し込むとポルシェ正規販売店から電話またはメールで連絡が届く。なお、同プログラムへの参加にはデポジットが必要で、現在までの申し込み者数はグロバールで約2万人以上にのぼるという。