中国のファッションブランド「Jarel Zhang」や「Mashama」、台湾発のブランド「シャッツィ・チェン(SHIATZY CHEN)」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020-21年秋冬ウィメンズパリファッションウィーク(以下パリコレ)の参加を中止した。パリコレは、2月24日から3月3日にかけて行われる。

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 Jarel Zhangは、3月3日に予定していたランウェイショーを中止。「中国とフランス両国のスタッフの健康と安全を保証すべく、慎重な審議の結果、ショー中止に至った」と公式インスタグラムで発表した。

 これまでパリでショー形式でコレクションを発表してきたMashamaは、ショーとは異なる形式で2020-21年秋冬コレクションを後日発表することを決定。また、同コレクションの売上の5%を上海のチャリティ団体「Yangpu Branch」に寄付し、感染予防と対策を支援するという。パリコレには参加しないが、コミュニケーションチャネルやSNS等において、パリコレを主催する仏オートクチュール・プレタポルテ連合協会のフルサポートのもと発表されるという。

 シャッツィ・チェンもコロナウイルスの感染拡大の影響でショーの開催を見送るほか、海外メディアによると「ユマ ワン(UMA WANG)」や「カルバン・ルオ(Calvin Luo)」などの中国ブランドもパリコレへの参加を中止。

なお、3月下旬の開催を予定していた上海ファッションウィークは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため延期が決定している。

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