
プロダクトブランド「HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)」を手がけるアーティスト高橋理子氏の個展「文様 CIRCLES & STRAIGHT LINES」が、7月13日に東京国立新美術館「SFT GALLERY」でスタートした。会場では、円と線で構成された大判のスカーフなど、日本の職人と共に作られた新作を展示販売。先人の生み出した豊かな文様にフォーカスし、高橋氏の感性から新しい伝統が始まる。
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様々な技法や素材と響き合いながら、多様な発展を遂げてきた日本の「文様」。高橋理子氏は、優れた職人によって受け継がれる技やものづくりの心を引き継いで新たな時代の「文様」を生み出すことへ挑戦し、日本各地の職人と共に作った作品を発表した。これまでに発表された作品のほか、新作の「文様」が手作業でプリントされた大判スカーフ、染色工場での制作風景の写真などを展示。物づくりの背景や心を感じてもらいたい、という思いが込められている。
新作の「文様」について、「青海波を知っている人は、それに似ていると思うかもしれないし、花火や花を思い起こす人もいるかもしれません。日本らしさや、昔ながらの懐かしさと言った感覚はいったい何から来るのか。といった問いかけでもあり、伝統文様への挑戦でもあります。」と話す高橋氏。会場では、スカーフの他、新柄の手ぬぐいや「steteco.com(ステテコドットコム)」とのコラボレーションアイテム、Tシャツ、今治タオルなどを販売する。