柄だけじゃないCUNEの本気 2013年春夏コレクションの"気持ち悪い"ギミックを紐解く

 「CUNE(キューン)」が、初のランウェイショーを「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO(メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京)」期間中に開催した。「気持ち悪い」というテーマや強烈なグラフィックもさることながら、高度なギミックが随所に隠されているという。そんな秘密めいた2013年春夏コレクションを紐解くため、デザイナー安田裕紀氏に単独インタビューを試みた。




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 安田氏が「CUNE」を立ち上げたのは1994年。これまでメディアの露出を避けて密かに展開されてきたが、初めてファッションショーという公の場で新作が発表された。「腸と白目」に続く2013年春夏コレクションのテーマ「気持ち悪い」について安田氏は、「理解不能な気持ち悪さを究極まで追求した」と話す。逆さまの犬をはじめ、ハマグリ、排水溝、警察官、サバなどカオスな30種類以上のグラフィックに目を奪われるが、まずはそのプリント技術に秘密が隠されていた。



 「全てのグラフィックはセーレン株式会社によるインクジェットプリントで、パターンを含めた状態でプリントを施し、縫製でピッタリと合うように計算されて作られている」と説明する安田氏。ファーストルックのスーツを例にとると、ストライプも犬も全てがプリント。「全て合っているのかと思いきや、あえて一部分だけ柄をずらしたり、ストライプのピッチが微妙に違ったり」と、その意味不明さは半端ではない。さらには意図的なツレ、中心線やボタン位置の微妙なズレ、どう使っていいかわからないポケットなど「工場泣かせ」の特殊仕様が随所に施されているという。テキスタイルや縫製の高いクオリティを保ちつつプロダクト性が意識され、「量産工場のラインでサンプルを制作している」という点もこだわりのひとつだろう。


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