初売り3日スタートは定着するか? 三越伊勢丹の後ろ倒しは「初商売上に影響なし」

 伊勢丹新宿本店や三越銀座店など首都圏を中心に一部の三越伊勢丹店舗が1月3日、例年よりも1日遅く初商を迎えた。販売スタッフの労働環境改善を図るため正月中の休店日を2日まで伸ばしたが、3日の初売り実績は売上が前年初商日を上回る見込み。初売りを後ろ倒したことによる売上への影響は特にないという見方を示している。




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 3日の実績は、伊勢丹新宿店の客数が10時頃で前年初商日(以下、前年)の約3割増となり、広報担当者は「3日まで待っていただいたお客様の期待が伺えた」という。18時時点の総来館者数は前年並みを見込むものの、売上は7%程度上回る予想。重衣料に暖冬の影響がやや出ているという。銀座三越は来館者数が前年を下回る予想だが、目的買いが多く、免税売上も約2.4倍の伸びで、売上は前年超えを見込む。「初売りを後ろ倒したものの、他の百貨店と分けて買い回りするお客様に来店してもらえた」とコメントしている。


 本来は稼ぎ時である1月2日を休店日にすることは売上の減少が懸念されるが、三越伊勢丹では「百貨店の営業時間および営業日は(10年で)拡大し、従業員の働く環境が厳しくなったことで、百貨店の強みである販売サービスの低下を招いた」ことを理由に販売スタッフの労働環境の向上を重視。以前より取組先各社から求める動きがあり、銀座ウエストはTwitterの公式アカウントを通じて「英断」と讃えた。ネット上でも同施策を支持する意見が挙げられている。


 一方、2013年から元日も営業しているそごう・西武は、西武池袋本店の今年の初商売上が前年を5%上回り、免税売上は前年比5割増と大幅な伸長。「エンターテインメントな初売りが定着し、動員と売上ともに好調に推移している」という。小売業界では初商は2日と長年定着してきたが、来年以降、三越伊勢丹の今回の取り組みに他の百貨店も共鳴するか注目される。


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