齊藤工はなぜ移動映画館を作るのか?国指定重要文化財の八千代座で「シネマバード」を開催した理由

 齊藤工が発案した移動映画館「シネマバード(cinéma bird)」が6月25日の今日、熊本県山鹿市にある国指定重要文化財の八千代座で開催された。第5回目となる今回は、復興支援の想いも込め原田知世主演の「しあわせのパン」など3作を公開。第20回上海国際映画祭でアジア新人賞部門の最優秀監督賞を受賞するなど映画監督としても注目が集まる齊藤工は、同プロジェクトを行う理由についても言及した。




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 シネマバードは、映画館のない地域に映画作品を届けようと齊藤工が立ち上げたプロジェクトで、同じ空間で感動を共有する大切さを伝えるためにこれまで宮城県石巻市、福島県広野町、大分県豊後大野市、福島県南相馬市で開催してきた。今回の「cinéma bird(移動映画館) in 熊本 2017」は1910年に建設された八千代座で行われ、前日の24日には齊藤工が益城町立 津森小学校を訪問して体育館で鉄拳のパラパラ漫画によるアニメーション動画「家族のはなし」を上映。津森小学校の青木博幸PTA会長は「昨年6月8日に齊藤さんが炊き出しに来てくださって、『また必ず来ます』と約束してくれたことが今回の上映会に繋がりました。このイベントを通して、子どもたちが『人のために何ができるのか』ということを考えるようになってくれれば」と話している。


 「cinéma bird(移動映画館) in 熊本 2017」では「しあわせのパン」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」「シング・ストリート 未来へのうた」の上映に加え、ミュージシャン古賀小由実や舞踊団「花童」、芸人の永野、ミラクルひかるのライブパフォーマンスが披露された。司会は熊本出身のモデル中別府葵が担当し、原田知世や高良健吾、行定勲監督がゲストとして登壇。「しあわせのパン」の制作の裏側などついてトークセッションを行った原田は「ドラマの共演時に、シネマバードの話を齊藤さんが楽しそうに生き生きと話してくださったことを今でも覚えています。歴史のある建物で映画を上映することはとても素敵なことだと思いましたし、笑顔になっているお客様を見て私も幸せな気持ちになれました」と振り返った。


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