「忖度まんじゅう」以降もヒットを飛ばすヘソプロダクション。面白い発想のコツとは?

――伝える際に気を付けていることなどはありますか?

「具体的にならないように」と頭の片隅に置いています。デザイナーに商品イメージや指示を伝え過ぎると、そのまま出来上がってしまうんです。ものづくりをする過程では、自分が思ってもいない発想が絶対に必要です。だから、頭の中でプロダクトのヴィジョンが浮かんだとしても、あえてフワッと抽象的に伝えます。そうすると自分も考えなかったような考えや切り口が出てくる場合があるんですよ。外れることもあるんですけど(笑)。ヘソプロダクションにお願いすれば、何か面白いことをやってくれると思っていただきたいですね。

商品は常に未完成。売り場にこそ答えがある

「忖度まんじゅう」以降もヒットを飛ばすヘソプロダクション。面白い発想のコツとは?

――これまで数多くの商品を手掛けられたと思いますが、特に記憶に残っているものはありますか?

そうですね、創業当時につくった「ブレーキハンドル型ボトルキャップオープナー」は思い出深いアイテムのひとつです。これはペットボトルの蓋を開ける道具で、蓋にセットして使いますが、電車のブレーキに見立てた商品で鉄道ファンに反響がありました。それに、高齢者の方にも支持されたんですよ。

――それはどうしてですか?

持ち手があるので、高齢者の方が、ペットボトルを開けるのにピッタリだったんですね。それでかなりのヒットになって、販売していた京都鉄道博物館にはまとめ買いに来る人もおられたそうです。このように、自分では考えていなかったような使い方を消費者に気付かされることがあるんです。売り場を大切にする意味は、こんなところにもあります。


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