本日のマザーズ市場では、前日見られたような利益確定の売りが和らぎ、買い優勢となった。日経平均がおよそ30年5カ月ぶりに28000円台を回復するなか、引き続き主力大型株に投資家の関心が向かいやすかったもようで、マザーズ売買代金は2000億円に届かなかった。ただ、個別材料株や政策関連のテーマ株を中心に一定の買いは入ったようだ。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1976.49億円。騰落数は、値上がり224銘柄、値下がり112銘柄、変わらず10銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリなどが堅調で、フリーは小高い。売買代金上位では環境関連物色の流れからNPCが大幅高となり、通信政策の追い風期待が根強いJTOWERや新型コロナウイルスのワクチン開発で注目されるアンジェスも上げが目立った。また、新サービスをリリースしたアルーがストップ高を付け、大学との共同研究が材料視されたフルッタは買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、時価総額上位ではJMDCなどが軟調で、ラクスは小幅に下落。売買代金上位ではAIinsideやココペリが売りに押された。また、フィーチャなどが下落率上位に顔を出した。
《HK》
当時の記事を読む
- [マザーズ市況]マザーズ指数は4日ぶり反落、イベント控え利益確定売り、直近IPOの一角も
- [マザーズ市況]マザーズ指数は反落、グロース株売りの流れ、EC関連には買いも
- [マザーズ市況]マザーズ指数は小反発、75日線で押し返される、値上がり率トップはブランディング
- [マザーズ市況]マザーズ指数は小幅反落、大型株優位で伸び悩み、テーマ物色も恩恵乏しく
- [注目トピックス 経済総合](中国)上海総合指数は0.31%安でスタート、利益確定売りが優勢
- [注目トピックス 経済総合](中国)上海総合指数は買い先行もマイナス圏転落、利益確定売りが優勢
- [注目トピックス 経済総合](中国)上海総合指数は買い先行もマイナス圏転落、利益確定売りが継続
- [マザーズ市況]マザーズ指数は3日続伸、直近IPO銘柄中心に物色活発