日経平均は続伸。416.39円高の26581.98円(出来高概算7億6602万株)で前場の取引を終えている。
前日24日の米国株式相場は続伸。ダウ平均は454.97ドル高の30046.24ドル、ナスダックは156.15ポイント高の12036.79ポイントで取引を終了した。ワクチンの実用化期待やバイデン氏への政権移行開始が好感され、また、次期財務長官に選出されたイエレン前FRB議長が大規模財政策を支持するとの期待から寄り付きから上昇。終日強い展開となり、ダウは3万ドルの大台に乗せ史上最高値で引けた。米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でもワクチンの実用化、普及への期待感が株価支援要因となり、リスク資産選好がさらに進んだ。一方、国内で新型コロナ感染拡大が止まらないことへの懸念が強く、また、このところの急ピッチな株価上昇で高値警戒感も意識されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。
個別では、「ノート」新モデル発売と環境省が新たなEV補助金を検討しているとNHKで報じられたことを受けた日産自、自社株買いを発表したトーヨーカネツ、室蘭・君津の2高炉を再稼働したと発表した日本製鉄、原油価格の上昇を受けた国際帝石が5%を超す上げとなり、米社よりマイルストーンフィーを受領すると発表したペプチドリーム、原子力関連の事業から撤退すると発表した川重、23年3月期の連結経常損益を約180億円改善させると報じられたUACJ、抗インフルウイルス薬が米国で適応追加承認された塩野義薬、大容量リチウムイオン2次電池向け投資を拡大すると報じられたTDKが堅調だった。