日経平均は4日ぶり小幅反落。30.34円安の26506.97円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えている。
26日の米株式市場は感謝祭の祝日で休場。欧州株式市場では英FTSE100が続落し、独DAXや仏CAC40は小幅に下げた。積極的な売買の手掛かりに乏しいなか、国内での新型コロナウイルス感染拡大を受けた利益確定売りがやや優勢となり、本日の日経平均は7円安からスタートした。朝方プラス圏に浮上すると、前場中ごろには26647.18円(109.87円高)まで上昇する場面もあったが、その後急速に値を崩して一時26419.05円(118.26円安)まで下落するなど、方向感に乏しい展開だった。
個別では、ソフトバンクG、任天堂、村田製、エムスリーなどがしっかり。ソニーは小幅に上昇。日本電産は3%の上昇となり、連日で上場来高値(株式分割考慮)を更新している。中小型株ではジンズメイトが大幅続伸し、アステリアなども個別材料を手掛かりに急伸。また、三井不による株式公開買付け(TOB)実施観測が報じられた東京ドームはストップ高水準での買い気配が続いている。一方、トヨタ自が軟調で、日産自は3%の下落。ファーストリテや東エレクは小安い。タカショーや菱洋エレクは決算発表を受けて売りがかさみ、ジャステックなどとともに東証1部下落率上位に顔を出している。