*15:42JST 日経平均は4日ぶり大幅反発、先物に買い戻し
日経平均は4日ぶり大幅反発。6日の米国市場でNYダウは反発し、68ドル高となった。
中東情勢悪化への警戒感から一時200ドル超下落したが、引けにかけて上昇へ転じた。円相場は一時1ドル=108円半ばまで下落し、前日に450円超下落した日経平均も本日は米株高や円安を受けて115円高からスタート。株価指数先物に海外投資家の断続的な買い戻しが入り、日経平均は後場に23577.44円(前日比372.58円高)まで上昇する場面があったが、現物株の売買はやや盛り上がりに欠けた。

大引けの日経平均は前日比370.86円高の23575.72円となった。東証1部の売買高は11億5795万株、売買代金は2兆1251億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、精密機器、その他金融業、サービス業、不動産業、陸運業が上昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の91%、対して値下がり銘柄は7%となった。

個別では、ソニーが売買代金トップで3%の上昇。米見本市に先立ち自動運転車を発表している。米ゼロックスとの提携解消が評価された富士フイルムは5%超上昇し、一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたHOYAは4%超上昇した。その他売買代金上位もソフトバンクG、トヨタ自など全般堅調。ただ、任天堂やファーストリテはやや伸び悩んだ。
象印マホービンは筆頭株主の保有目的変更などを受けて思惑買いが向かい、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではSUMCOが逆行安。第一三共も小安く引けた。豊和工や石川製といった防衛関連銘柄、ランニングシューズの競合懸念から売りが続くアシックス、決算が嫌気されたマルマエは東証1部下落率上位に顔を出した。
《HK》