6日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、底堅さを見極める相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが280ドル安だった。ウクライナのゼレンスキー大統領が国連安保理で演説を行いロシアの行動を非難、米、欧州連合(EU)が6日に対ロ制裁強化を発表する計画が明らかになり、景気などへの影響を警戒した売りに押された。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の副議長指名のブレイナード理事が早くて5月連邦公開市場委員会(FOMC)で、保有資産縮小を開始する可能性を示唆し金利が急伸したためハイテク株が大きく売られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円安の27520円。円相場は1ドル123円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。日経平均の75日線は27439円辺りに位置していることから、同線での底堅さを見極める動きになりそうだ。1日の下落局面では、いったんは同線を下回ったものの、支持線として意識されていたこともあり、底堅さが見られるようであれば、押し目狙いのスタンスに向わせそうである。また、本日は指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均の重荷となる可能性はあるものの、このところは後場に入り底堅さが見られており、新年度入りに伴う資金流入との見方もされるなか、積極的には売り込みづらい需給状況でもある。

 また、VIX指数は再び20を上回ってきたものの、これまでのボトム水準であることから、米国市場の下落に対して市場は冷静に見ていると見られる。本日はFOMC議事要旨の公表を控えて様子見ムードは強そうだが、ブレイナード理事のタカ派発言についても、これまでもパウエルFRB議長なども述べてきたことであり、過度な警戒感には繋がらないと考えられる。そのため、売り一巡後は次第に底堅さが見られてくる可能性はあるだろう。

 物色としては指数がこう着感を強めるなか、インデックス売買に振らされにくい材料株などに個人主体の資金は向かいやすい。また、マザーズ指数は足元でリバウンド基調を強めており、昨日は75日線を明確に上放れてきた。ナスダックの下落影響から売りが先行すると見られるものの、相対的な出遅れ感が意識されている東証グロース銘柄への修正リバウンドを狙った押し目狙いの動きは引き続き継続する可能性はありそうだ。