8日の日本株市場は、波乱含みの相場展開になりそうだ。7日の米国市場はNYダウが62ドル高、ナスダックは193ポイント高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了期待から買い優勢の展開だった。また、AI(人工知能)技術への期待再燃で半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどを中心にハイテクが強く、相場全体の上昇を後押しした。シカゴ日経225先物清算値(3月限)は、大阪比500円安の32360円。円相場は1ドル144円00銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。225先物がナイトセッションで大幅に下落となるなか、12月限の先物オプション特別清算指数(メジャーSQ)に絡んだ商いの影響を受けやすいだろう。
水準としては調整一巡感が意識されやすいと考えられるものの、需給状況が一気に悪化傾向に向かうなか、押し目狙いの買いを入れづらいところでもある。

 また、昨日は日銀のマイナス金利解除観測が強まったことが、売りにつながった。これまで日本の低金利政策に対して、米長期金利の上昇による日米金利差を狙った動きが続いていた。日銀の政策変更への思惑に対して、米長期金利の低下傾向が続くなか、これまでのポジションを解消する動きが強まっている。為替市場においても1ドル144円台と円高基調が強まるなか、海外勢によるポジション圧縮の動きが加速することが警戒されやすいだろう。

 そのため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、インデックスに振らされにくい中小型株などへの物色に向かわせる可能性がある。
米国では生成AI関連への物色が目立っており、関連するテーマ株での値幅取り狙いに向かわせそうだ。また、個人投資家の関心が高いレーザーテック<6920>辺りが底堅い値動きをみせてくるようだと、センチメント改善につながりそうだ。