米下院民主党は1月11日、トランプ大統領を弾劾訴追する決議案を提出した。ペンス副大統領に対してトランプ大統領に職務遂行能力がないと宣言することを要求しており、従わない場合は2度目の弾劾が決議されるもようだ。ペンス副大統領の対応次第となるが、市場参加者の間では「民主党の行動は政治不安につながり、社会的な混乱を招く可能性がある」との見方が増えている。
11日のニューヨーク市場では安全逃避的なドル買いが観測されており、米国株式はさえない動きとなった。米国債利回りは大規模経済対策を想定して強い動きを見せているが、社会的な混乱が拡大した場合、債券市場に多くの資金が向かう可能性があるとみられている。
《MK》
当時の記事を読む
- [Miniトピック]米国の政治不安はしばらく燻り続ける可能性
- [Miniトピック]トランプ大統領の動向に注目
- [注目トピックス 市況・概況]東京為替:ドル・円弱含み、米国の政治不安を嫌気
- [注目トピックス 市況・概況]今日の為替市場ポイント:米国の政治不安を警戒して円売り抑制も
- [Miniトピック]安全逃避的な取引がただちに縮小する可能性低い
- [海外市場動向]米国株式相場は上昇、バイデン氏大統領選勝利確定で政局不安が後退(7日)
- [注目トピックス 市況・概況]7日の米国市場ダイジェスト:NYダウ211ドル高、バイデン氏大統領選勝利確定で政局不安が後退
- [注目トピックス 市況・概況]NY為替:イタリア政局不安などでユーロ弱含み