*12:02JST 内需株は最高益など好業績が支える、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/23付の「DailyOutlook」では、内需株について考察しているのでご紹介します。


まず同レポートでは、『2019年に入っての株式市場回復局面にあって、米中貿易摩擦の影響を色濃く受けるにもかかわらず、電気機器などのセクターが最悪は織り込んだとの見方から、高パフォーマンスをあげてきた。しかし、10連休明けは、米中貿易協議が暗礁に乗り上げ、続く中国ファーウェイ社問題で、当該セクターは下落している。やや間を置いて決算発表一巡後は、サービス業や情報・通信業など内需株のパフォーマンスが良好だ。こうした動きは、単に米中問題を受けた循環物色ではなく、好業績に裏打ちされていることに注目したい』と伝えています。

続けて、20/3期など今期に、好業績の証しといえる過去最高経常利益を更新する銘柄は、サービス業、情報・通信業、小売業など内需主力の業種に多い(QUICKコンセンサス予想)ことを挙げ、『前述の株価パフォーマンスが良好な業種にほぼ一致する。サービス業は、事業内容が多岐にわたるが、人手不足を受けて人材サービス、アウトソーシング、インバウンドを含むモノ消費でホテル・旅行などが好調。
情報・通信業は、人手不足やキャッシュレス推進でITサービスなどを中心に伸長している。不動産業は、賃料上昇が続く賃貸オフィスビルが利益を拡大。小売業は、個性的な店舗運営やコスト管理に長けた銘柄が好調である』と分析しています。

さらに、『にもかかわらず、小売業の株価がさえないのは、今秋の消費増税や既存店月次売上高の弱さなどが影響していると考えられる』とまとめています。

最後にレポートでは、『主要業種別東証株価指数』を紹介しています。詳しくは5/23付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。


また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜



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