*11:35JST 膠着相場の中、高ROE銘柄は堅調に推移、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/20付の「DailyOutlook」では、高ROE銘柄について考察しているのでご紹介します。


まず同レポートでは、『米中交渉の長期化を背景に日本株市場は「煮詰まり」の様相を呈している。東証1部の売買代金は6月6日以降2兆円を割り込む日が続いている。14日は2兆円を超えたとはいえ、メジャーSQ日であったことを踏まえると市場エネルギーは相当に低下していることが窺える。また、昨日19日も2兆円を上回ったが、日経平均は朝方に300円程度上げて以降は膠着感が強まり、後場の値幅は40円強に留まった。米中の要人などによる発言に市場が一喜一憂する地合いが続く中、月末に開催されるG20(20ヵ国・地域)首脳会議までは積極的に動きづらいという投資家が多いと言えよう』と伝えています。

続けて、『弊社では、世界的な金融緩和の方向性、および中国の景気減速に対する同国政府の景気刺激策の発動期待などが下支えする形で、日本株市場は中期的に上昇基調を辿るとみているが、短期的には不安定な相場への注意は欠かせないだろう』と分析しています。


さらに、『こうした中、株主還元の強化などを実施して資金の効率性を高めている企業(=高ROE銘柄)の株価パフォーマンスは5月以降、相対的に堅調だ。更には、単にROEが高いだけではなく、継続してROEが上昇している企業はより底堅いパフォーマンスとなっている。折しも、今年は既に過去10年の最高実施金額を上回る自己株式取得枠が設定されており、企業における資金の使途に対する注目は高まっている。相場の方向性が定まらない地合いの中では、高ROE銘柄に着目した投資は一つのアイデアとして有効だろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『高ROE銘柄の株価パフォーマンス』を紹介しています。詳しくは6/20付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。


また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜





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