[注目トピックス 経済総合]覇権国が衰退する時(1):ポルトガル、スペイン【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】

*10:15JST 覇権国が衰退する時(1):ポルトガル、スペイン【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】
 

グレアム・アリソン教授は、覇権国家があり、それに挑戦する新興国家が現れると、大きな確率で戦争になるという「トゥキディデスの罠」を主張する。ハーバード大学ベルファー・センターの研究では、過去500年にわたる新興国とその挑戦を受ける覇権国との関係を示す16の事例で、12件までが戦争に至ったと分析されている。そして、15世紀末のスペイン対ポルトガル、20世紀始めのアメリカ対イギリス、冷戦下のアメリカ対ソ連、1990年代以降のドイツ対イギリス・フランスという4件で戦争を回避できたのは、双方が態度と行動の両面において痛みを伴う大掛かりな調整に応じたためと主張されている。

米国と中国の対立は激化の一途を辿っている。米国にとっては、第二次世界大戦後に確立した覇権に対するチャレンジである。米国の覇権が今後も継続しうるかを占う上で、過去の覇権国を振り返ってみよう。

ポルトガルは「西アフリカで産出される金」と「東方の香辛料」を求め、15世紀前半から東方への航路を探っていたところ、1500年に領有権を主張したブラジルから金を採掘した。一方、東方の物資は地中海ルートでも供給されていたため、独占的なものではなかった。長距離の航海に必要な資金や軍事力の余裕に限られ、貿易を管理していたポルトガル国王はたえず財政の逼迫に悩まされ、1560年に破産へ追い込まれた。オランダ独立戦争渦中の1580年、ポルトガルはスペインに併合された。

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2020年5月29日の経済記事

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