日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+0.38pt(上昇率2.23%)の17.43ptと上昇した。なお、高値は17.83pt、安値は17.23pt。
先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。しかし、取引開始後は売りに押される展開となり、日経225先物は下げに転じた後は下げ幅を拡大した。こうした動きを受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強くなり、日経VIは終日、先週末水準を上回って推移し、10営業日ぶりの上昇となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。