米国株式市場はまちまち。ダウ平均は269.09ドル安の35100.00ドル、ナスダックは10.81ポイント高の15374.33で取引を終了した。
先週発表された8月雇用統計が予想を大幅に下回ったことを受けて、景気回復ペース減速が警戒され、寄り付き後、下落した。新型コロナウイルスのデルタ株による経済への影響や財政支援の終了でエコノミストが成長予測を引き下げたことも手伝い、ダウは終日軟調に推移。一方で、ハイテク株の買いは続き、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了した。セクター別では、自動車・自動車部品、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、資本財が下落。

映画館を運営するAMCエンターテインメント(AMC)はレイバーデー祭日を含む週末の入場者数が同社の歴史上最高を記録したことを明らかにし、買われた。出会い系サイトを運営するマッチ・グループ(MTCH)はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが同社株をS&P500種株価指数の構成銘柄に採用すると発表し大幅上昇。
音楽配信のスポティファイ(SPOT)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、メルク(MRK)、バイオのアムジェン(AMGN)はモルガンスタンレーによる投資判断引き下げで下落。航空機メーカーのボーイング(BA)はアイルランドの格安航空会社、ライアンエア(RYN)が737マックス機の購入を巡る交渉を取り止めたことが嫌気され、売られた。

携帯端末のアップル(AAPL)は14日にイベントを開催することを明らかにした。このイベントでアイフォーン13が発表されると見られている。同社株は上昇し、過去最高値を更新した。


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