オミクロン株への懸念後退で投資家心理が改善【クロージング】

23日の日経平均は3日続伸。236.16円高の28798.37円(出来高概算8億1000万株)で取引を終えた。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への懸念後退を背景に上昇した前日の米国市場の流れを引き継いで、半導体や電子部品などハイテク株を中心に買いが先行して始まった。ただ、午後に入ると、クリスマスや年末休暇入りを目前に様子見気分が広がる場面もあったが、掉尾の一振に対する期待感などから大引けにかけて、ヘッジファンドなどの買い戻しの動きが強まり、高値引けとなった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、医薬品、パルプ紙、小売を除く30業種が上昇。鉱業、空運、海運、輸送用機器の値上がりが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク、リクルートHD、テルモ、オリンパス、ソニーGが堅調だった半面、エーザイ、コナミHD、ファーストリテ、バンナムHD、資生堂が軟化した。

前日の米国市場は、12月のコンファレンスボード消費者信頼感指数が市場予想を上回る結果となり、「オミクロン株」が確認された後も米国の消費者の楽観姿勢は維持されているとの見方が投資家心理の改善に繋がった。これが東京市場にもプラスに働いたほか、米国で新型コロナの経口治療薬が緊急承認されたことも不安心理を和らげる要因になった。ただ、クリスマス休暇前での薄商いが続いている中、短期筋による仕掛け的な先物買いなどが入ったとし、大引けにかけて、じりじりと上げ幅を拡大させた。

日経平均は抵抗ラインとして意識された25日線を上抜けたことから、前回の戻り局面では未達となった75日線水準(29100円程度)をクリアしてくるかが今後のポイントとなりそうだ。また、200日線水準(28830円程度)の存在もあるだけに、この水準を早期に突破できれば、年末ラリーへの期待も高まろう。海外勢のフローが限られるなかで売り圧力が低下しており、個人主体での中小型株物色なども活発化してきそうだ。

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