25日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円05銭から113円78銭まで下落し、引けた。

米1月リッチモンド連銀製造業指数や1月消費者信頼感指数の悪化に失望し、米国債相場が上昇。
金利低下に伴うドル売りが優勢となった。ウクライナ情勢の緊張を警戒したリスク回避の円買いも継続。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で積極的な引き締め計画を発表するとの思惑を受けたドル買いが下値を支えた。2年債入札に続いて5年債入札も好調で、株式相場が下げ止まるとリスク回避の動きも後退。

  

ユーロ・ドルは1.1263ドルまで下落後、1.1302ドルまで上昇し、引けた。
ウクライナ情勢の悪化は欧州が最も影響を受けるとの見方にユーロ売りが優勢となった。


ユーロ・円は128円25銭まで下落後、128円74銭まで反発。
 
ポンド・ドルは1.3456ドルから1.3518ドルまで上昇した。英中銀の2月の利上げ観測を受けたポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは0.9200フランから0.9176フランまで下落した。

【経済指標】
・米・11月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+18.29%(予想:+18.00%、
10月:+18.46%←+18.41%)
・米・11月FHFA住宅価格指数:前月比+1.1%(予想:+1.1%、10月:+1.1%)
・米・1月リッチモンド連銀製造業指数:8(予想:14、12月:16)
・米・1月消費者信頼感指数:113.8(予想:111.2、12月:115.2←115.8)