以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2023年5月15日12時に執筆

低PBR銘柄の物色が続いているようですが、PBR1倍割れ銘柄の数が多すぎて迷っている個人投資家もいるかもしれませんね。低PBRは確かにお得である一方で、きちんと割安になっている理由を調べる必要がありますな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

決算シーズンを通過して、決算と併せて自社株買いや増配を発表した企業もありました。東証が「PBR1倍割れの企業には改善策を求める」との発表から、ボディーブローのようにじわじわと株式市場に影響が出始めているような気がします。何より企業が株主還元や資本効率を意識するよう変化した事は投資家にとってプラスですよ。


経営者としては毎年コンスタントに安定した利益を上げていきたいという思いもあるのでしょうが、投資家としては年々利益を拡大させて株価を上げて欲しいと望んでおります。年間数%の配当を貰えたとしても、株価が下がっては元も子もありません。せっかく投資をしている訳ですから、企業はその資金を有効的に活用してROEを高めるべきです。

PBRの数値が低いからお買い得という事ではなく、「好業績かつ低PBR」の銘柄に狙いを絞るべきでしょう。好業績で将来性もある銘柄なのに割安で放置されているとしたら、すぐさま監視銘柄リスト入りですな。投資の神様であるウォーレン・バフェットが選ぶような割安で競争力が有り、優れた経営者がいる銘柄を選びたいものです。


さて、決算発表で23年3月期の業績が出揃いました。昨年は米インフレや原材料高などに苦しめられた企業も、24年3月期は復調できるのか…。あたくし達が見るのは現在ではなく未来の企業の姿だと肝に銘じて、低PBRで好業績の銘柄をチェックして参ります。

不燃ボードや断熱材など建設・建材事業を手掛けるエーアンドエーマテリアル<5391>は、5月9日の決算が好調で年間配当を45円から50円へ増配しました。原材料価格の高騰はネガティブでも、都心の再開発による大型案件の受注が堅調との事。決算後に急動意しても、PER・PBRはかなり低水準と言えますな。


ステンレス大手の日本冶金工業<5480>もPER・PBRが割安となっています。5月9日の決算と併せて自社株買いも発表しました。チャート(日足)は高値圏ですが、ここからPBRが1倍以上へ向けた改善策が株価に反映されるのか注視です。

ワイヤーハーネスの売上が好調なオーナンバ<5816>は、5月9日の決算発表後に急動意すると年初来高値を更新しました。昨年8月から上昇トレンドを築いており、株価が900円台に到達したのは2011年6月以来ですな。5月12日時点でPBR0.49倍であり、株主還元策で動きはあるか…。


業務用食品の卸・配送を手掛ける尾家産業<7481>は、5月12日の決算発表と併せて増配も発表しましたな。これからインバウンド増で外食やホテル向けの需要が拡大するか…。下値を切り上げているチャート(日足)も注視しております。

5月9日の上方修正後に動意した北川鉄工所<6317>は、下落基調から底を打って反発しましたねぇ。金属部品鋳造や産業機械を手掛ける同社は、EV関連としても注目しております。5月12日の決算発表日時点でのPBRは0.31倍と、かなり低水準です。


最後は建築用のネジ節棒鋼などを手掛ける東京鐵鋼<5445>です。5月8日の好決算に加えて「株主還元方針に関するお知らせ」を発表すると好感されました。増配及び自社株買いの実施も発表し、これからPBR1倍以上になるまで監視を続けていきたいですねぇ。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。


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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず