25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■ハイテク株の押し目狙いに
■ニデック、24/3下方修正 営業利益1800億円←2200億円
■前場の注目材料:UBE、ガス分離膜に追加投資、バイオメタン抽出需要増

■ハイテク株の押し目狙いに

25日の日本株市場は、決算発表が本格化するなか、こう着感が強まりやすい相場展開が意識されそうだ。
24日の米国市場は、NYダウが99ドル安、ナスダックは55ポイント高だった。ネットフリックスやASMLホールディングの好決算を背景に、ハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、米長期金利の上昇に伴いNYダウは下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開。S&P500指数は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の36245円、円相場は1ドル147円40銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時36080円まで売られたが、節目の36000円に接近する局面では底堅さがみられており、下値の堅さは意識されそうだ。また、米国ではハイテク株の強い値動きが目立つなか、ナスダック指数は5日続伸、SOX指数は最高値を更新しており、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均を下支えすることが期待される。

一方で、国内においても主要企業の決算発表が本格化してきた。昨日の引け後に決算を発表したニデック<6594>、ディスコ<6146>はPTSで弱い値動きを見せており、売り一巡後に底堅い値動きをみせてくるかが注目される。持ち高調整の流れが強まってくるようだと、相場全体のセンチメントを冷ます格好に向かいやすいだろう。

もっとも、年初からの急ピッチの上昇によって買い遅れている投資家においては、押し目狙いのタイミングにもなりそうだ。
また、昨日は日銀による金融政策の正常化観測からリバランスの動きが目立っていた。利食いも入りやすい水準でもあるほか、決算ピークとなれば機関投資家は動きづらくなるため、短期的な売買に振らされやすい需給状況にもなりやすい。短期的には中小型株での値幅取り狙いに向かいやすい局面ではあるが、足もとの需給状況からは、ハイテク株の押し目狙いに向かいやすいと考えられる。

■ニデック、24/3下方修正 営業利益1800億円←2200億円

ニデック<6594>は2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は2兆2000億円から2兆3000億円に上方修正した一方で、営業利益を2200億円から1800億円に下方修正した。中国の電気自動車(EV)市場の競争激化を受け、部品事業で構造改革費用を計上する。
なお、収益性重視の方針に転換したため、EV用モーターの販売台数の見通しは公表しないことを決めた。

■前場の注目材料

・ナスダック総合指数は上昇(15481.92、+55.98)
・SOX指数は上昇(4483.33、+68.07)
・米原油先物は上昇(75.09、+0.72)
・米国のインフレ沈静化観測

・UBE<4208>ガス分離膜に追加投資、バイオメタン抽出需要増
・NITTOKU<6145>巻線機保守を拡大、ベトナム・ブラジル増強
・ニデック<6594>インド・アフリカに積極投資、成長性に大きな期待
・東京ガス<9531>チュオン・タンなどとベトナムでLNG調達・気化・発電で新会社
・テイ・エス テック<7313>金型新工場4月稼働、一元化で車部品の品質向上
・横浜ゴム<5101>フィリピンで設備増強、タイヤ生産、1日3.2万本
・日本ガイシ<5333>水素燃焼炉を公開、脱炭素化へ技術確立目指す
・カーメイト<7297>自転車型の電動モビリティー発売
・不二越<6474>北米で超硬ドリル増産、航空機需要に照準
・コマツ<6301>ブラジルに修理拠点、鉱山機械を強化
・三菱重<7011>3基完成、仏原発向け蒸気発生器
・ACSL<6232>米でドローン拡販、現地企業と覚書
・NTT<9432>NTT東日本、次世代通信技術でユースケース共創、実証の2施設開設
・NTT<9432>ドコモ、ロボハンドの力加減適切に、慶大と、無線自律制御に成功
・SCSK<9719>仮想基盤会社と提携、車載ソフトを効率開発
・ネツレン<5976>鋼材接合で新技術、強度・精度向上
・東レ<3402>ステンレス鋼並み強度の樹脂フィルム開発
・清水建設<1803>クレーン遠隔操作実証、機上操作と生産性同等
・東京電力HD<9501>撤去電柱で地盤改良、東電物流と東電PG、戸建住宅向けに工法提供
・日本触媒<4114>理研と、海洋生分解プラ開発、27年めど量産
・三菱ガス化学<4182>社長・藤井政志氏、CO2回収、メタノールに
出光興産<5019>山口製油所を脱炭素エネ拠点に、精製停止後の跡地活用

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・1月政府月例経済報告

<海外>
・特になし