25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は3日続落、一時36000円台割り込むも下値では買い意欲強い
・ドル・円は小じっかり、ドル買い地合いで
・値下り寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位はファーストリテ<9983>

■日経平均は3日続落、一時36000円台割り込むも下値では買い意欲強い

日経平均は3日続落。
前日比64.47円安(-0.18%)の36162.01円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えている。

24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)の37806.39ドル、ナスダックは55.97ポイント高(+0.36%)の15481.92、S&P500は3.95ポイント高(+0.08%)の4868.55で取引を終了した。寄り付きは上昇。動画配信のネットフリックスや半導体製造メーカーASMLホールディングの好決算を背景にハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、長期金利の上昇に伴い上昇幅を縮小させるとダウ平均は下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開に。
結局小幅安で取引を終えた一方、ナスダックは5日続伸した。

米国株の方向感が乏しかったことから、日経平均は前日終値水準で取引を開始。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続伸と強かったものの、半導体株は高安まちまち。前日に買われた三菱UFJ<8306>など銀行株が前日比マイナス圏で推移したこともあり、日経平均は一時36000円台を割り込む場面も見られた。ただ、大型株を中心に下値では拾う動きも見られ、日経平均は36100円台で前場の取引を終えた。

日経平均採用銘柄では、決算が嫌気されてニデック<6594>が大幅安となったほか、ネクソン<3659>、資生堂<4911>、パナHD<6752>富士通<6702>も売られた。
日経平均銘柄以外では、オービック<4684>が好決算を発表したものの利益確定売りに押された。

一方、一部証券会社によるレポートを材料に大和証G<8601>、野村<8604>が買われたほか、半導体製造メーカーASMLホールディングの好決算を受けて、レーザーテック<6920>も上昇。また、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も買われた。日経平均銘柄以外では、一部証券会社によるカバレッジ開始が材料視されて広済堂HD<7868>が大幅高となった。

セクターでは、サービス業、医薬品、石油・石炭製品、情報・通信業、保険業などが下落した一方、証券・商品先物、海運業、パルプ・紙、鉄鋼、倉庫・運輸関連などが上昇した。

後場の注目は、中国当局による株式市場支援策を受けての中国株の動向だ。
24日の香港ハンセン指数は前日比3.55%高と強かったことから、本日もこの流れが継続すれば、中国関連銘柄への刺激材料となろう。前場弱かったニデックや、信越化<4063>村田製作所<6981>が下げ幅縮小、もしくは切り返す展開となれば、日経平均も大引けにかけて切り返す可能性がある。

■ドル・円は小じっかり、ドル買い地合いで

25日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、147円43銭から147円85銭まで値を上げた。日経平均株価の下げ幅拡大で、やや円買いに振れる場面もあった。ただ、底堅い米10年債利回りを背景にドル買い地合いが続き、148円を目指す展開に。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円43銭から147円85銭、ユーロ・円は160円50銭から160円73銭、ユーロ・ドルは1.0870ドルから1.886ドル。


■後場のチェック銘柄

・KG情報<2408>、ブレインズテクノロジー<4075>など、6銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値下り寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位はファーストリテ<9983>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・米・1月製造業PMI速報値:50.3(予想:47.6、12月:47.9)
・米・1月サービス業PMI速報値:52.9(予想:51.5、12月:51.4)
・米・1月総合PMI速報値:52.3(予想:51.0、12月:50.9)

【要人発言】

・カナダ中銀
「経済が想定通りに推移すれば追加利上げの必要はない」
「しつこいコアインフレを懸念」

<国内>
・1月政府月例経済報告

<海外>
特になし